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初子出産から5年後、カップルの約3分の2が同じ関係を継続しており、しかも2人の子どもの両親になっている(SCB 1995:2.3)。この割合は、1949年ならびに1959年生まれのグループ両方にいえることであるが、1959年生まれの方がすでに3年後に第二子を出産しているのが普通である。初子出産から2.5年以内に第二子出産をする割合が次第に増えてきていることが指摘される(表15)。
出産間隔の縮小の理由として考えられるのは、30か月以内に第二子出産すれば初子出産時と同じ給付額が適用になるという育児有給休暇の給付原則(1986)である。しかし、この傾向は1986年以前から指摘されるもので必ずしもすべてを説明するものではない。初子出産年齢の高齢化が第二子出産を急がせる傾向にあることも指摘される(SCB 1995:2.3)。スウェーデン人(男女ともに)の理想の子ども数は景

 

表15 初子出産から2.5年以内に第二子出産した性別ならびに出生年別割合

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出所:SCB 1995:2.3 p−43
注:−は、インフォメーション欠如(又は詳細記載の欠落)

 

表16 スウェーデン家族の理想とする子ども数

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出所:SCB 1995:2.3 p.52
注:−は、インフォメーション欠如
  *は、年をとりすぎていると答えたため、質問されなかった人も含む

 

 

 

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